■出血(圧迫止血法 - 傷を直接圧迫する)
1.傷口にハンカチや布を当てて、血が止まるまで傷口を手で圧迫します。
2.傷口は、なるべく心臓より高い位置にします。
3.傷口の上から止血する程度の強さで包帯を巻きます。
このとき、強く巻いたり手前を縛ったりしないようにします。
■すり傷・切り傷(傷□を清潔にする)
1.切り傷があれば、圧迫止血法で血を止めます。
2.すり傷は、泥などで傷□が汚れていれば、
水道水などで洗い流し傷口を清潔にします。
3.消毒液等で消毒します。市販のスプレー式消毒液(マキロンなど)は、
麻酔成分と血管収縮剤が入っているので、消毒と同時に痛み止めと止血もできます。
4.必要に応じて、傷口に、ガーゼ、包帯、絆創膏などをあてます。
■やけど(早く十分に冷やす)
1.やけどをした部分を水道の流し水で
痛みや熱さを感じなくなるまで冷やします。(時間は10分程度かかります)
衣類の下にやけどをしている場合は、
脱がすと皮がはがれることがあるので、衣類の上から冷します。
2.ひどい場合は、氷や保冷剤などで冷やしながら、病院にいきます。
■日射病・熱射病(涼しい所で体温を下げる)
1.
心肺蘇生法の必要性があるかチェックします。
2.その必要が無い場合も、脱水症状がある場合は、
点滴が必要になることがあるので、すぐに病院へ行きます。
脱水症の目安は
・くちびるや皮膚がガザガザに乾く
・目がくぼむ
・おしっこの量や回数が少ない
・元気が無くぐずる
・一日中うとうと寝てばかりで、ぐったりしている
3.いずれも必要ない場合、涼しく風通しのよい木陰などに移動して、
ボタンやベルトをゆるめ、つぎの応急手当します
・日射病 − (汗をかいている。体温があまり上がらない)
大量の汗をかき脱水症状になっているので、
スポーツ飲料などを飲ませます。アイスクリームでも良い。
・熱射病 − (汗をかいていない。皮膚が赤く乾燥)
次のような方法で、体を冷やします。
- 冷たい水で濡らしたタオルやシーツを体に当てて風を送る。
- 氷を動脈(首の両側、脇の下、股の付け根)にあてる。
- 水風呂に入れる
■ハチに刺されたとき
1.刺された個所を、水道の流し水でよく洗います(ハチの毒性は水に溶ける)
2.ハリが抜けささっていたら、毛抜きで抜いておきます。
3.虫刺され薬、出来れば抗生物質のものを塗っておきます。
※何度もハチに刺されると、段々抵抗性がなくなります。
2回目以降の人は特に注意します。
※アンモニアの使用は、なんの効果もありませんので止めましょう
※気を失った場合は、
心肺蘇生法の必要性をチェックします。
■川でおぼれている
1.浮き輪や長い棒などを持って行って差し出しましょう。
注意として、つかまれたら自分が動けなりますから、
相手が自分の体を、つかむことのできない位置から差し出します。
2.陸に上がって、
心肺蘇生法の必要性をチェックします。