応急処置の前に、まず、周囲の安全を確認します。
2次災害を防止するために、安全な状態を確保します。
- 安全な場合、そのまま動かさない
- 安全でない場合、安全を確保します。
なるべく動かさずに安全を確保します。
周囲の人に安全確保の協力をお願いします。
倒れている人に声をかけます。
声をかけることで、意識があるかどうかを確認できます。
意識があれば、この人が助けてくれるという安心から、
恐怖心が取り除かれ、体力、特に心臓の負担が軽減します。
次に、出血の有無を確認します
- 動脈性や、大出血のある場合は、次の手当をします。
傷口に衣服やハンカチなどを当てて、血が止まるまで傷口を手で圧迫します。
傷口を、心臓より高い位置にします。
傷口の上に止血する程度の強さで包帯を巻きます。
強く巻いたり手前を縛らない。
心肺蘇生法の必要性をチェックして、
必要であれば、人工呼吸、心臓マッサージをすぐに行います。
または心肺蘇生のための装置であるAEDがあれば、
周りの人に、持ってきて開けてもらうようにお願いします。
心肺蘇生法は、以下のホームページに詳しく説明されています。
東京消防庁
AED使用を含めた手順が掲載されています。
総務省消防庁
一つ一つの手順が図解で詳しく分かります。
仙台市
写真入の図解説明が分かりやすいです。
繰り返しますが、心肺蘇生が必要な際に、救命救急士が到着するまで
何も行わなかったら、9割の方は亡くなります。
一人でも多くの方が、心肺蘇生法を知ること、
人工呼吸や心臓マッサージの方法、AEDの使用方法を知っておくことが
一人でも、多くの人を助けることになります。