(舞鶴・敦賀〜小樽)
新日本海フェリーは、いくつかの航路がありますが、私が体験したのは、舞鶴(敦賀)〜小樽間の往復です。 予約は、2ヶ月前の同日から、ハネムーンの時は6ヶ月前の同日(多客時除く)からとなっています。予約センターに電話すると、手元にクレジットカードがあれば、簡単に予約・精算ができます。(T&Cサービス)乗船当日、決済したカードを持っていくのをお忘れなく。 夏休みには、予約が集中するため、なかなか電話がつながりません。夏休み中にとるのであれば、旅行代理店に頼むのもひとつの方法だと思います。私は、最近は節約して2等寝台なので、自分で予約センターに電話していますが。 また、朝の時点で予約がいっぱいでも、夕方、キャンセルでている場合もありますので、あきらめず何度か電話してみるのも予約を取るコツです。
最初は、ニューあかしあの、1等2人部屋。この船は、1等は4人部屋が多いので、予約は旅行代理店に頼みめでたくゲット! 当時はいちばん新しい船だったので、とてもきれいでした。1等には、テレビ・スリッパ・ポット・洗面所などが付いています。 このときの帰りは、同じく1等でしたが、2人部屋はゲットできず、老夫婦の方と相部屋になりました。部屋の鍵は、グループごとに渡してくれます。 3回目は、らべんだあの特等。ハネムーンでしたが、夏休みの多客時だったので、一般のお客さんと予約の開始はいっしょでした。特等は、部屋になんとバス・トイレが付いていて、窓の向こうには日本海。それに、プライベートデッキが付いていました。 4回目からは、2等寝台。2段ベッドになっています。スリッパは付いていなくて、持参するか、インフォメーションで借ります(有料)ベッドにカーテンが付いていて、着替えが2等より便利です。蛍光灯が付いているので、寝ころんで雑誌とかガイドブックとか見るのもよし。
泊まったことはないけれど、スイートルーム。ソファーにベッドに鏡台・冷蔵庫・バスローブ・・・うーんゴージャス。 2等。枕がずらりと並べてあり、それが自分のスペースということです。レディースルームもありました。多客時は、けっこう狭そうです。 行きは舞鶴から出発です。一番最初に乗ったとき、舞鶴自動車道は、まだ福知山までしか通ってなくて、地図も持たずに行ったものだから途中で道に迷ってしまい、トラックのおじさんに聞きました。「舞鶴ってどうやっていくのですか?」って聞いたんだけど、小さな声だったので聞こえなかったらしく、「どこに行くの?」って聞かれて元気よく「北海道!」「・・・・・あ、舞鶴だね。」と笑いながら教えてくれました。10年以上前の若かりしころ・・。あのころは、女の子2人の北海道ドライブなんてめずらしく、いろんなところで、どっからきたんかい?って声かけられました。 舞鶴のフェリーターミナルは、舞鶴自動車道舞鶴東ICから約7q 舞鶴西ICから14qです。高速道路の出口料金所で道を尋ねれば、地図をくれます。 舞鶴フェリーターミナルに入ってしまうと、スーパーはないので、船の中へ持ち込みたい食料などがあれば、インターを降りてからどこかのスーパーで購入しておくことです。舞鶴は大きな町ですので、スーパーやガソリンスタンドもいくつかあります。 駐車場に着くと、車検証と、カード払いの場合はカードを持って、ターミナル内へ。乗船名簿を書いて、窓口に提出します。(出航1時間前・夏期・ゴールデンウイークは90分前までに)すると、チケットをくれます。最近は、往復の場合は、受付は行きだけでよくなったようですが、窓口で確かめてみてください。 乗船手続きを済ませると、車を乗り場の方へ進めます。係のおじさんがいますので、指示に従って並びます。運転手のみなので、同乗者はターミナル上の徒歩の乗車場へ。みんなかばんで順番待ちの列を作っています。 いよいよ乗り込みです。ようこそと、船長さんが迎えてくれます。インフォメーションは、1等・2等寝台・・というように別れているので、自分の該当するところで手続きをします。2等寝台の裏技?は、入り口の方がいいとか、奥の方がいいとかリクエストをしてみることです。空いていれば、希望を聞いてくれます。(ということは早く行かないといけないってことですね)子ども連れの人がいる部屋とか、おとなばかりの部屋とか、女性の部屋とか、よく考えて部屋割りをしてくれているように感じます。
私たちは、部屋に荷物を置くと、いつも、プロムナードに陣取って、出航までの間、のんびりします。同じように考える人が多いようで、プロムナードのいすは、かなりの競争率・・・?出航すると、港が少しずつ離れていきます。あーいまから北海道だ!といういちばんいいとき。 船の中には、お風呂があります。石けんはありましたが、シャンプーなどはありません。出航の夜もお風呂に入れました。2日目は、お風呂は長い間開放されています。時々のぞいて空いている時に入るのがいいかな? ちょっと時間を過ごすと、もう12時なので、そろそろ寝ることにします。 |
翌朝。歯磨きは、2等と2等寝台の人は、トイレの横の洗面所でしゃかしゃか。 レストランも営業しています。私は、いつも、コーヒーやパン・くだもの・お菓子などを持ち込みます。出航してしまうと、車両甲板は立入禁止になりますので、必要なものは忘れず持ってくることです。 パンを持っていくのは、レストランがちと高いのと、同じようなメニューなので飽きるというのが主な理由です。給湯器があるので、それでコーヒーが入れられます。カップ麺を食べているライダーも目に付きます。なんだかついつい食べてしまうのですよねー。やっぱり暇だから? この日は、1日船で過ごします。長いでしょといわれるけれど、案外楽しく時間が過ぎていきます。映画・卓球・カラオケ・プールなどで楽しめます。夏場だけなのかもしれませんが、カラオケ大会が開かることもあり、歌に自信のある方たちが、大勢の見物人の前で歌ってます。
卓球は、希望が多いので、早めに(できれば前日か朝に)時間の予約をしておくのがポイント。プールは海水らしいのですが、船のプールだけに、狭いです。入っているのはほとんど浮き輪をした子ども。おとなは、むしろプールサイドで売っている焼き鳥とかビールで一杯ってとこです。お昼寝したり、本を読んだり、のんびり。
そうこうしている間に、すぐお昼。そして夕方。レストランは営業の時間が決まっていて、お昼はカレーやラーメン。夜やいろいろなおかずが並んでいて、好きなものを選んでレジでお金を払います。(ザ・めしやみたい?地方ネタですみません)混むので、営業時間の少し前に行って、みんな並んでます。料金は、船の中だけにちと高め?
お天気のいい日は、日本海の夕日がとてもきれいです。それから、反対方向からやってきた新日本海フェリーとすれ違う のも、旅の情緒があります。これは、船内放送で教えてくれます。汽笛がぼーっ。北海道からの帰りは、いつも、反対側のフェリー、いいなあと一抹の寂しさを感じるのですよね。 エントランスのところには、船の現在位置と航路がわかる電光掲示板があります。新聞も置いてあります。電話ボックスもあります。船舶電話なので、料金が普通のより少々高いのと、つながらない時がありますが、以前に比べて、つながる期間が長くなっていますので、けっこう使えます。
私が乗ったときはいつも夏だったせいか、日本海はおだやかであまり揺れませんでした。最初に乗ったときなどは、お風呂に入っていて、ふわっと揺れたときに、「地震だ!」・・・「あ、私いま船に乗っていたんだった。」と苦笑いしたぐらい、揺れが少なかったです。冬場は、もう少し揺れるそうです。 売店もあり、北海道や大阪のおみやげのお菓子、週刊誌、新日本海フェリーのオリジナル商品などが販売されています。飲み物はビールも含めて自動販売機があります。 船で過ごす1日もふけて、2日目は早めに休みます。なにせ、翌日の朝が早いから。もう、午前4時頃から、音楽かかりますよ。 下船は、最近では、同乗者もいっしょに車で降りてよくなったようで、便利になりました。車両甲板は広いので、自分の車の場所をよーく覚えておかないと、時々迷子になっている人を見かけます。なんとなく、みんな早くからエンジンかけているのですが、(さあ行くぞって気がせくのか?暑いからか?)排気ガスくさいので、やめたいです。 最初、フェリーって行きがまっすぐ入ったなら、降りは、バック?とかって思っていたけれど、中で係のおじさんの指示に従って進んでいくとぐるっと回って降りていけます。スピード出さないようにか、スロープはめちゃがたがた。そして、北海道は小樽に上陸ぅ!
|
![]() |
![]() |
![]() |